当会が提案する「地域に根ざす高齢者健康づくりリーダー育成事業」が令和6年「三浦保」愛基金社会福祉分野公募事業として採択されました。

コロナ禍の自粛生活の影響で、高齢者のフレイル(心身ともに体力が低下し介護が必要な状態になること)が問題となっています。そこで高齢者の健康づくりを地域で実施することができる地域リーダーを育成するとともに、その地域リーダーが活躍しやすい環境づくりをこの事業で行うことによって、健康寿命の延伸と健康的にまちづくりに寄与することを目的とします。

事業内容につきましては、まずは①地域リーダーを育成し、②その地域リーダーが現場で活躍しやすい環境づくりをすすめていくというこさです。

当会では、過去30回にわたる愛媛県高齢者体操指導者養成セミナーにて、地域で高齢者の健康づくりをすすめていくことができる指導者の育成をすすめてまいりました。その中で、実際に地域の要となり活動をしているリーダーも多く存在していますが、地域リーダー自身の高齢化や、コロナ禍による影響等でその数が激減しています。
そこで、いつものセミナーの一部をフォーラム形式で開催し、無料の一般公開講座として興味のある方が気軽に受講できる環境づくりを行います。

受講していただいた方で興味を持って、地域のオピニオンリーダーとして最新の健康づくりについてお話いただけるだけでも良いですし、今後地域リーダーとして一歩を踏み出すきっかけづくりとなればと思います。もちろん、既存の地域リーダーの皆様の地域と指導技術のフォローアップにもなりますね。

東・中・南予での地域リーダー育成実習モデル事業を、公募形式で開催いたします。いつもの松山市内での開催と異なり、その地域の実情やニーズに合った内容で地元開催することが可能です。
地元で開催することにより、自治体と地域リーダーの交流等をはかることができ、地域リーダーが活躍しやすい環境づくりにも貢献することができます。

事業の実施につきましては、フォーラム、地域リーダー育成実習モデル事業ともに9月ごろからの取り組みとなる予定です。